DEPORTIVO LA CORUÑA JAPÓN

スペインのプロクラブサッカーチーム「デポルティボ・ラ・コルーニャ」の情報を日本語でお届け致します。

ファン・カルロス・バレロンは再びリアソールに戻る。


デポルティボは常に私の心の中にある。」

涙の退団会見でそう語った"EL FLACO"こと、ファン・カルロス・バレロン
彼が19日の日曜日、リアソールに帰ってくる。

デポルティボに13年間在籍した思い出、数々の栄光や失望は消えることはない。彼がデポルティボにもたらした素晴らしい功績はいつまでもデポルティビスタの心の中に刻み込まれている。

彼がアトレティコ・マドリーにやってきた時、彼は決して主力扱いではなかった。
しかし、類い稀なるセンスとテクニック、ボールキープ力、鋭くも華麗なスルーパス、そして誰もが幸せな気分になれる笑顔。これがデポルティボに力をもたらしたのだ。
彼は当時のイルレタ監督に見いだされ、ジャウミーニャという当時のデポルティボのスターにも引けを取らない活躍を魅せた。最終的にはジャウミーニャをベンチに追いやったのだ。
あの"センテナリアーソ"だって、チャンピオンズリーグミラン戦の大逆転劇だって必ずバレロンが中心にいた。
バレロンの相棒にはロイ・マカーイディエゴ・トリスタン、リキ...誰だってバレロンのパスから得点しては必ず活躍した。

彼の活躍はデポルティボだけではなく、欧州選手権やワールドカップでもいかんなく発揮された。彼のパスセンスに世界中が驚きと興奮を感じたはずだ。日本でも彼の名前は知れ渡った。
選手としての頂点に上り詰めたとしても、彼は傲慢になることはなく常に相手選手を謙遜し、チームメイトを信頼していた。もちろん、チームメイトからも彼は尊敬され信頼された。

彼は幸せな日々を送っていたが、サッカー選手には怪我が付き物だ。
彼も同じように怪我に泣かされた。2006年に前十字靱帯を負傷し、夏頃には復帰の目途が立つ。しかしプレシーズンで半月板を負傷し、更に再び完治していた靭帯も痛めた。そこから2度目の手術を経て、2008年にピッチに戻ってきた。約2年間彼はクラブを信じながらリハビリを行ってきた。
クラブもまたバレロンが再び戻ってくることを信じていた。

彼はそこから更に活躍することとなる。
2008-2009シーズンには20試合以上の試合に出て、彼のパスセンスとキャプテンシーが衰えていないことを証明させてみせた。

しかし、その後就任したロティーナ監督は彼を中心人物には置かなかった。クラブは舵を失い迷走した。最後はバレロンに頼り彼が軌道修正したものの、クラブは20年ぶりの降格が決定した。

悲しみくれたシーズンを取り戻すため、オルトラ監督が就任した2011-2012シーズンは彼は主力として活躍。デポルティボに彼が必要であることを証明し、彼もまた素晴らしいパスを連発し全盛期を彷彿とさせる活躍を魅せた。(39試合5ゴール8アシスト。)

そして、2012-2013シーズンは再びプリメーラにクラブと共に帰還。ガリシアダービーを始めとした数々の試合で現段階で最高のプレーを魅せてくれた。しかし、クラブは2度目の降格を味わった。
退団会見で見せた涙は今でも忘れられない。
彼がデポルティボを本当に愛していたことは事実であり、彼の期待に応えきれなかった悲しさが今でも心苦しい。

今季は彼の故郷であるラス・パルマスに移籍し1試合で2得点を決める等、再び輝きと笑顔を取り戻している。
彼がリアソールに戻ってくることは本当に特別なことであり、デポルティビスタにとっては嬉しいこと。相手チームとして敵としてではあるが、リアソールは良い雰囲気と空気になるはずだ。

彼を憎むものなどクラブやデポルティビスタには居ない。彼がリアソールで躍動し、ピッチの上で舞うことを皆が期待している。


リアソールでのラス・パルマス戦は19日の日曜日、現地時間12時から。日本時間では20時から。
日本のデポルティビスタのみならず、多くのサッカーファンに観てもらいたい試合である。




参考記事:


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